デザレックス-副作用/薬物動態-

◆副作用

副作用

アレルギー性鼻炎及び慢性蕁麻疹を対象とした国内第Ⅲ相試験において、505例中20例(4.0%)に副作用が認められました。主な副作用は、傾眠5例(1.0%)、白血球数増加3例(0.6%)、血中コレステロール増加2例(0.4%)でした。(承認時)
重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー、てんかん、痙攣、肝機能障害、黄疸が報告されています(いずれも頻度不明)。

国内第Ⅲ相臨床試験の副作用


注1)本剤の承認された用法・用量は、1日1回5mgである。
注2)同一症例で複数の副作用が発現している。

【用法・用量】
通常、12歳以上の小児及び成人にはデスロラタジンとして1回5mgを1日1回経口投与する。

◆薬物動態

血漿中濃度 - 単回投与1)

健康成人男性にデスロラタジン錠2.5、5及び10mg(各8例)を空腹時単回経口投与したとき、血漿中デスロラタジン濃度は以下のとおりでした。

単回経口投与時の血漿中デスロラタジン濃度の推移

血漿中デスロラタジン濃度の薬物動態パラメータ

【用法・用量】
通常、12歳以上の小児及び成人にはデスロラタジンとして1回5mgを1日1回経口投与する。

血漿中濃度 - 反復投与1)

健康成人男性(8例)にデスロラタジン錠5mgを空腹時に1日1回10日間反復経口投与したとき、血漿中デスロラタジン濃度は投与開始後5日目までに定常状態に到達し、Cmax及びAUC0-24hrについて算出した累積係数はそれぞれ1.30及び1.47でした。

反復投与時の血漿中デスロラタジン濃度の推移

血漿中デスロラタジンの薬物動態パラメータ


血漿中濃度 - 食事の影響(単回投与)(外国人データ)2,3)

食後(高脂肪高カロリー食)に健康成人(24例)にデスロラタジン錠5mgを単回経口投与したとき、血漿中デスロラタジン及び3-OHデスロラタジン濃度(Cmax及びAUC)への影響は、空腹時投与群と比較し、いずれも認められませんでした。また、グレープフルーツジュース摂取後に健康成人(23例)にデスロラタジン錠5mgを単回経口投与したとき、血漿中デスロラタジン及び3-OHデスロラタジン濃度(Cmax及びAUC)への影響は、グレープフルーツジュース非摂取時と比較し、いずれも認められませんでした。

食後又は空腹時投与における血漿中デスロラタジン濃度の推移

食事及びグレープフルーツジュースの影響


血漿中濃度 - 小児(外国人データ)4)

健康な小児(24例、年齢:12~17歳)及び成人(12例、年齢:18~45歳)に、デスロラタジン錠5mgを単回経口投与した結果、血漿中デスロラタジン濃度はいずれも投与後2時間(Tmaxの中央値)に最高値を示しました。また、小児及び成人における血漿中デスロラタジン濃度のCmaxはそれぞれ2.27及び2.18ng/mL、AUC0-lastはそれぞれ48.4及び53.7ng·hr/mLでした。

健康小児及び健康成人にデスロラタジン錠5mgを単回経口投与したときの
血漿中デスロラタジンの薬物動態パラメータ

【使用上の注意】(一部抜粋)
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
  1. 7.小児等への投与
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児に対する安全性は確立していない。〔国内での使用経験がない。〕

血漿中濃度 - 高齢者(外国人データ)5)

健康な高齢者(17例、年齢:65~70歳)にデスロラタジン錠5mgを1日1回10日間反復経口投与したとき、血漿中デスロラタジン濃度のCmax及びAUCは、非高齢対照(95例、年齢:19~64歳)と比較していずれも約20%上昇しました。高齢者でのデスロラタジンのt1/2は平均31.0時間(幾何平均)であり、非高齢対照群と比較して約30%延長しました。

健康成人にデスロラタジン錠5mgを1日1回10日間反復投与したときの10日目における年齢ごとの
デスロラタジンの薬物動態パラメータ

【使用上の注意】(一部抜粋)
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
  1. (3) 高齢者(「高齢者への投与」及び「薬物動態」の項参照)

血漿中濃度 - 肝機能障害患者(外国人データ)6)

軽度(Child-Pughスコア:5~6)、中等度(Child-Pughスコア:7~9)又は重度(Child-Pughスコア:10~15)の慢性肝機能障害患者(各4例)及び肝機能が正常な健康成人(8例)にデスロラタジン錠7.5mgを空腹時に単回経口投与したとき、血漿中デスロラタジン濃度の薬物動態パラメータは以下の表に示したとおりでした。肝機能障害患者のCmax及びAUCは、健康成人と比較してそれぞれ約1.8~2.2倍及び約2.0~2.9倍に上昇しました。
中等度(Child-Pughスコア:7~9)の慢性肝機能障害患者(12例)及び肝機能が正常な健康成人(9例)にデスロラタジン錠5mgを1日1回10日間反復経口投与したとき、血漿中デスロラタジン濃度の薬物動態パラメータは以下の表に示したとおりでした。肝機能障害患者では、健康成人と比較してCmax及びAUCがいずれも約1.4倍に上昇しました。

肝機能障害患者にデスロラタジン錠7.5mgを単回投与したときの薬物動態パラメータ

肝機能障害患者にデスロラタジン錠5mgを1日1回10日間反復投与したときの薬物動態パラメータ

【用法・用量】
通常、12歳以上の小児及び成人にはデスロラタジンとして1回5mgを1日1回経口投与する。
【使用上の注意】(一部抜粋)
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
  1. (1) 肝障害のある患者〔デスロラタジンの血漿中濃度が上昇するおそれがある。(「薬物動態」の項参照)〕
4.副作用
  1. (1) 重大な副作用
    1. 4) 肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDH、ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

血漿中濃度 - 腎機能障害患者(外国人データ)7)

軽度(6例)、中等度(6例)又は重度(6例)の慢性腎機能障害患者にデスロラタジン錠5mgを1日1回14日間反復経口投与したとき、腎機能が正常な健康成人(9例)と比較してCmax及びAUCは軽度~中等度腎機能障害患者で約1.3~2.1倍、重度腎機能障害患者で約2.6倍に、それぞれ上昇しました。

腎機能障害患者にデスロラタジン錠5mgを1日1回14日間反復投与したときの
定常状態時の薬物動態パラメータ


血漿中濃度ー血液透析患者(外国人データ)8)

デスロラタジンは血液透析によってほとんど除去されず、末期腎不全患者(外国人6例)にデスロラタジン錠7.5mgを単回投与後4~8時間に実施した血液透析による除去率は、投与量の約0.3%(算術平均)でした。

【用法・用量】
通常、12歳以上の小児及び成人にはデスロラタジンとして1回5mgを1日1回経口投与する。
【使用上の注意】(一部抜粋)
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
  1. (2) 腎障害のある患者〔デスロラタジンの血漿中濃度が上昇するおそれがある。(「薬物動態」の項参照)〕

薬物相互作用(外国人データ)9-13)

健康成人を対象として、CYP3A4の阻害剤(ケトコナゾール、エリスロマイシン、アジスロマイシン)、CYP2D6の阻害剤(フルオキセチン)又はCYP3A4及び2D6の阻害剤(シメチジン)とデスロラタジン錠5mg又は7.5mgを反復併用投与したとき、血漿中デスロラタジン及び3-OHデスロラタジン濃度の変化率は下表に示すとおりでした。
また、いずれの併用においてもQTc間隔を含めた心電図への影響は認められませんでした。

※国内では外用剤のみ発売

デスロラタジン錠5mg又は7.5mgの薬物動態に及ぼす他剤の影響

【用法・用量】
通常、12歳以上の小児及び成人にはデスロラタジンとして1回5mgを1日1回経口投与する。


  1. 1)承認時評価資料(薬物動態:単回投与、反復投与)
  2. 2)承認時申請資料(薬物動態:食事の影響)
  3. 3)承認時申請資料(薬物相互作用:グレープフルーツジュース)
  4. 4)承認時申請資料(薬物動態:小児)
  5. 5)承認時申請資料(薬物動態:高齢者)
  6. 6)承認時申請資料(薬物動態:肝機能障害患者)
  7. 7)承認時申請資料(薬物動態:腎機能障害患者)
  8. 8)承認時申請資料(薬物動態:腎機能障害患者)
  9. 9)承認時申請資料(薬物相互作用:ケトコナゾール)
  10. 10)承認時申請資料(薬物相互作用:エリスロマイシン)
  11. 11)承認時申請資料(薬物相互作用:アジスロマイシン)
  12. 12)承認時申請資料(薬物相互作用:フルオキセチン)
  13. 13)承認時申請資料(薬物相互作用:シメチジン)

禁忌を含む使用上の注意等につきましては添付文書をご参照ください。