学術情報

有益な医学・薬学的情報の提供を通して医療に貢献することを目的に、これらの学術情報を医療関係者の方々に提供しています。

学術情報には本邦における未承認の医薬品、効能・効果及び用法・用量等の情報が含まれる場合がありますが、これらを推奨するものではありません。

これらの学術情報を受領される際には、以下の内容をご確認ください。

  • 学術情報に記載された薬剤の使用にあたっては、各薬剤の電子添文(最新版)をご参照ください。
  • 学術情報は医療関係者からの求めに応じて提供するものであり、企業が積極的に提供するものではありません。
呼吸器科、耳鼻科、泌尿器科、消化器科、小児科、感染管理、皮膚科の各領域の最新学術情報をご紹介しています。

呼吸器科

AJRCCM (ブルージャーナル)KYORIN SELECTION

ATSの学会誌であるAmerican Journal of Respiratory and Critical Care Medicineから、慶應義塾大学医学部の福永興壱先生が公正中立の立場で選択された最新学術論文のアブストラクトを、シュプリンガー・ヘルスケアが翻訳し、毎月10日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月
    1. 特発性肺線維症及び間質性肺異常に関する多遺伝子リスクスコア
    2. 睡眠時無呼吸の生理的負荷と心血管系疾患の発症及び死亡
    3. 末梢性肺結節性病変に対する電磁式気管支鏡経胸壁ナビゲーションの診断率を評価する多施設共同前向き単群試験
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Asthma Flash

シュプリンガー・ヘルスケアが、呼吸器領域でImpact Factorの高い雑誌や総合誌から『喘息の病態や治療』に関連した最新学術論文を厳選し翻訳したアブストラクトを、毎月1日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年12月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「未診断のCOPDおよび喘息が症状、QOL、医療の利用、労働生産性に及ぼす影響」は、未診断の慢性閉塞性肺疾患(COPD)または喘息を有する被験者を対象に、症状、QOL、医療の利用、労働生産性について、既診断の被験者および健康対照と比較した研究です。未診断のCOPDまたは喘息は、症状以外にも、QOL、医療の利用、労働生産性に悪影響を及ぼすことが報告されています。

    NEWS 2:「小児喘息集団におけるコントロール不良な喘息の有病率および喘息コントロール不良な小児の専門医への紹介と関連する因子」は、喘息コントロール不良と二次医療施設への紹介に関連する因子について検討した研究です。喘息コントロール不良の危険因子として、重症喘息、湿疹、食物アレルギー、BMI増加、貧困地域在住があげられています。

    NEWS 3:「喘息とCOVID-19の転帰との関連性:大規模な医療提供システムの前向き研究」は、新型コロナウイルス変異株の流行期別に喘息とCOVID-19の転帰との関連について検討した研究です。デルタ株流行前、デルタ株流行期、オミクロン株流行期について調査したところ、喘息患者は対照群と比較して、3つのパンデミック期間中にCOVID-19検査を受ける可能性が高く、オミクロン株流行期では陽性となる可能性が低かったなどの結果が得られています。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Respirology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「呼吸器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月20日 今月の記事リスト
    • スパイロメトリー正常でも気管支拡張症の疑いは死亡率に関連
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

耳鼻科

E・N・T Flash

シュプリンガー・ヘルスケアが、耳鼻咽喉科領域でImpact Factorの高い雑誌やアレルギー専門誌、総合誌から厳選し翻訳した最新学術論文の日本語アブストラクトを、毎月1日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年12月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「慢性副鼻腔炎の症状に対する患者報告アウトカムの想起期間および回答スケールの選択に関する患者の見解」は、慢性副鼻腔炎患者を対象に、患者報告アウトカム尺度における適切な想起期間や回答スケールについて検討した研究です。過半数の患者が1ヵ月以上の期間中にみられた症状によって治療法を決定することを希望し、4段階と5段階のLikertスケールを最も好むことが明らかになりました。

    NEWS 2:「日本人における好酸球性副鼻腔炎の中鼻道マイクロバイオーム」は、好酸球性と非好酸球性の慢性副鼻腔炎(CRS)を対象に、鼻腔マイクロバイオームを比較した研究です。好酸球性CRSと非好酸球性CRSでは、多様性や細菌種が異なっていたという結果が得られています。

    NEWS 3:「鼻疾患患者の患者報告アウトカム尺度に対するプライミングの影響:ランダム化比較試験」は、患者が患者報告アウトカム尺度(PROM)の評価を行う前に肯定的または否定的な感情喚起刺激(プライミング)を与えることで、回答に影響が出るのか調査した研究です。否定的なプライミングを受けた患者は、肯定的なプライミングを受けた患者と比較して、各種PROMのスコアが悪かったことが報告されています。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Laryngoscope

Laryngoscope日本語版は英文誌として発刊されている耳鼻科関連論文の中から編集委員がセレクトしたものを和訳にしてご紹介したものです。

新着情報-News-

  • 2023年08月

    Vol.20 No.2 2023 日本語版

    2022年11月~2023年2月掲載論文

    [Full Articles]

    • 一側性難聴の人工内耳装用者における音源定位能の長期的改善
    • 喉頭微細手術後の声の安静期間の違いが音声機能にもたらす影響:システマティックレビューおよびメタアナリシス

    [Abstracts]

    • 心血管リスクと突発性難聴:システマティックレビューおよびメタアナリシス
    • 突発性難聴に対する高圧酸素療法の最適なプロトコール
    • 先天性サイトメガロウイルス感染症小児の聴力に対する(バル)ガンシクロビルの効果:システマティックレビュー
    • 小児期から青年期早期にかけての聴力低下のリスク因子
    • バロチャレンジ(気圧負荷による)耳管機能不全に対する耳管手術のシステマティックレビュー
    • 頭蓋底骨髄炎における顔面神経麻痺―外科治療と非外科治療の比較
    • COVID-19罹患後の長期にわたる嗅覚・味覚障害は他の感染症罹患後の嗅覚・味覚障害とは大きく異なる
    • 上唇小帯付着部位と母乳育児アウトカムとの相関
    • 口腔粘膜悪性黒色腫:選択的頸部郭清術はどのような役割を果たすか?
    • 切開線が目立たない後耳介溝切開による良性耳下腺腫瘍の内視鏡下切除術
    • Primary Hyper-IgE-Related Salivary Gland Disease(原発性高IgE関連唾液腺疾患):新たな疾患単位
    • 耳鼻咽喉科外来におけるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種プログラム導入の実施可能性
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Head & Neck Radiology Imaging

耳鼻咽喉科医の扱う頭頸部外科の代表的病態の画像診断について解説いたします。

新着情報-News-

  • vol. 18 頭頸部領域の外傷診断(顔面骨、眼窩、側頭骨など)

    順天堂大学 放射線診断学講座 齋藤 尚子 先生


    [主な内容]

    • 頭頸部領域の外傷の検査法
    • 顔面骨骨折
    • 側頭骨骨折
    • 眼窩の外傷
    • 頭頸部の穿通外傷
    • 文献
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Otolaryngology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「耳鼻咽喉」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月20日 今月の記事リスト
    • がん生存者では難聴の有病率が高い
    • メニエール病の保存的治療の奏効性に3つの因子が関連
    • 内リンパ水腫はメニエール病の難聴の程度の指標
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

泌尿器科

BVUT

BVUTは泌尿器領域の最新情報をお届けすることを目的とし,以下の英文より編集委員が医学的かつ科学的に公平な立場から選択した論文のアブストラクトを日本語でご紹介する刊行物です:
BJU International, International Journal of Urology,
LUTS: Lower Urinary Tract Symptoms, Neurourology and Urodynamics

新着情報-News-

  • 2023年10月号 Vol.6 No.3 October 2023
    • 尿失禁および骨盤底筋活性化に対する8週間のハイポプレッシブエクササイズトレーニングプログラムの効果:無作為化比較試験
    • 高齢者の膝痛と尿失禁との関連性における性差:Malaysian Elders Longitudinal Research Study(MELoR)の横断的解析
    • 中部尿道スリング手術による混合性尿失禁治療の成功を予測する因子
    • 下部尿路閉塞に対する経尿道的前立腺切除術時の前立腺の組織学的炎症は術後の下部尿路機能の転帰に影響するか
    • FUTURE試験のMRIおよび系統的生検陰性症例におけるclinically significant前立腺癌の発生率
    • リンパ節転移を伴う前立腺癌患者における術前PSMA PET/CTの予後予測能
    • Rapid Assessment for Prostate Imaging and Diagnosis(RAPID)による前立腺癌診断パス
    • 限局性腎細胞癌に対する腎摘出術後の全生存期間の予測因子としての無病生存期間:Surveillance, Epidemiology and End Results-Medicare データの後向き解析複製
注意:本誌は海外で出版された雑誌を元に編集したものです。国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

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兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「泌尿器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月20日 今月の記事リスト
    • 新型コロナウイルス感染が前立腺肥大症の合併症発症と関連
    • 夜尿症では朝一番の尿浸透圧が低いほど治療反応率が高い
    • 過活動膀胱に対する骨盤底筋トレーニングは膀胱トレーニングへの上乗せ効果得られず
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

消化器科

IBD Update

シュプリンガー・ヘルスケアが、消化器科領域でImpact Factor の高い雑誌や総合誌から『炎症性腸疾患(IBD)の治療・診断・疫学やmesalazine製剤』に関連した最新学術論文を厳選し翻訳したアブストラクトを、毎月1日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年12月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「潰瘍性大腸炎の治療反応性のモニタリングにおける血清検査Endoscopic Healing Indexの有用性」では、クローン病向けに開発された血清検査Endoscopic Healing Index(EHI)が潰瘍性大腸炎(UC)における治療反応性のモニタリングに有用かを検討したベルギーの研究をご紹介します。活動期が継続し、薬物による先進治療を開始した成人UC患者127例を対象に、血清検体(303個)および内視鏡データを解析した結果、EHIは、UC患者においても粘膜炎症の変化に有意な反応を示し、便中カルプロテクチンとほぼ同精度で粘膜炎症の確定/除外が可能であることが示されました。

    NEWS 2:「日本におけるIBD患者のセルフマネジメントに関するウェブ調査」では、IBDにおけるセルフマネジメント(SMN)の重要性が明らかにされていないことから、IBD患者のSMNの実施状況を評価し、その実施状況とQOLとの関連を調べた日本の調査報告をご紹介します。45項目から成る質問票に対する回答(計372例;潰瘍性大腸炎211例、クローン病161例)を解析した結果、日本のIBD患者においてSMNの実施と良好なQOLとの関連が示唆されました。

    NEWS 3:「高齢IBD患者においてフレイルスクリーニングは入院、QOL低下、生活機能低下と関連する」では、高齢IBD患者におけるフレイルのスクリーニングと入院、QOL低下、生活機能低下との関連性を調べたオランダの多施設共同前向きコホート研究をご紹介します。65歳以上のIBD患者を対象に、ベースライン時にフレイルのリスクの有無をスクリーニングし、18ヵ月にわたり追跡した結果、スクリーニングを受けた患者においてフレイルのリスクは健康転帰不良と関連することが示され、本スクリーニングの実施可能性や有効性の評価のためのさらなる研究の必要性が示唆されました。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Gastrology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「消化器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月20日 今月の記事リスト
    • 経皮的耳介迷走神経刺激が小児IBDに有効
    • 炎症性腸疾患が痛風のリスク上昇に関連
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

小児科

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兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「小児」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月20日 今月の記事リスト
    • 2022~2023年シーズンのインフルエンザは18歳未満で重度
    • RSVによる小児の入院が2021~2022年シーズンに増加
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

感染管理

KYORIN HealthDay News -Infection Control- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「感染管理」の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月20日 今月の記事リスト
    • RSV関連で入院する高齢患者の半数超が75歳以上
    • インフルエンザ予防接種後の副反応リスクは女性の方が高い
    • Long COVID患者では免疫とホルモンの機能に違いが見られる
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

皮膚科

KYORIN HealthDay News -Dermatology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「皮膚科」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年11月20日 今月の記事リスト
    • アトピー性皮膚炎の小児はアレルギー性接触皮膚炎を併発しやすい
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。