学術情報

有益な医学・薬学的情報の提供を通して医療に貢献することを目的に、これらの学術情報を医療関係者の方々に提供しています。

学術情報には本邦における未承認の医薬品、効能・効果及び用法・用量等の情報が含まれる場合がありますが、これらを推奨するものではありません。

これらの学術情報を受領される際には、以下の内容をご確認ください。

  • 学術情報に記載された薬剤の使用にあたっては、各薬剤の電子添文(最新版)をご参照ください。
  • 学術情報は医療関係者からの求めに応じて提供するものであり、企業が積極的に提供するものではありません。
呼吸器科、耳鼻科、泌尿器科、消化器科、小児科、感染管理、皮膚科の各領域の最新学術情報をご紹介しています。

呼吸器科

AJRCCM (ブルージャーナル)KYORIN SELECTION

ATSの学会誌であるAmerican Journal of Respiratory and Critical Care Medicineから、慶應義塾大学医学部の福永興壱先生が公正中立の立場で選択された最新学術論文のアブストラクトを、シュプリンガー・ヘルスケアが翻訳し、毎月10日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年05月
    1. 慢性閉塞性肺疾患患者に対する在宅での長期の遠隔リハビリテーション又は非監視下運動療法 ―無作為化比較試験―
    2. 気管支拡張症における腸肺連関の細菌叢の変化
    3. 敗血症患者と健常人において、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)が体温変化に影響を及ぼす
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Asthma Flash

シュプリンガー・ヘルスケアが、呼吸器領域でImpact Factorの高い雑誌や総合誌から『喘息の病態や治療』に関連した最新学術論文を厳選し翻訳したアブストラクトを、毎月1日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年6月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「米国における乳児期のRSウイルス感染と小児喘息との関連性(INSPIRE):集団ベースの前向き出生コホート研究」は、乳児期のRSウイルス感染が後年の小児喘息発症と関連するかどうかを検討した研究です。生後1年の間にRSウイルスに感染した割合は54%(944/1,741例)で、5年後の喘息の割合はRSウイルス感染ありで21%、感染なしで16%であったとのことです。

    NEWS 2:「イングランドにおける喘息による入院と暑さへの曝露との関連:2002~2019年のケース・クロスオーバー研究」は、夏の時期の喘息による入院と気温の高さとの関連性について検討した研究です。気温が1℃上昇するごとに喘息による入院リスクが1.11%上昇したことや、最も脆弱であった集団について報告されています。

    NEWS 3:「喘息児の上気道真菌叢は将来的な喘息コントロールの喪失および喘息増悪と関連する」は、喘息児の上気道真菌コロニー形成パターンと、その後の喘息コントロールの喪失や喘息の増悪との関連について検討した研究です。ベースライン時にMalassezia globosaの相対的存在量が多いほど、喘息コントロールが失われる初期の兆候がみられるリスクは低かったという結果が得られています。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Respirology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「呼吸器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年5月22日 今月の記事リスト
    • 早産は成人期の閉塞性気道疾患のリスク上昇と関連
    • 喘息患者ではがんのリスクが高いことが明らかに
    • パンデミックによりRSウイルス流行期に乱れ
    • 睡眠パターンの不良が喘息リスクの上昇と関連
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

耳鼻科

E・N・T Flash

シュプリンガー・ヘルスケアが、耳鼻咽喉科領域でImpact Factorの高い雑誌やアレルギー専門誌、総合誌から厳選し翻訳した最新学術論文の日本語アブストラクトを、毎月1日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年6月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「副鼻腔炎を有する米国成人における医療アクセスの格差」は、社会人口学的因子に基づき、副鼻腔炎を有する成人を対象に医療アクセスにおける格差について検討した研究です。人種、健康保険の有無、所得によって医療アクセスの著しい格差が認められたと述べられています。

    NEWS 2:「外側半規管瘻孔の手術において、聴力を温存するために最も重要な因子は何か? 瘻孔の大きさか骨構造か?」は、真珠腫外側半規管瘻孔の手術における聴力温存のための重要な因子について検討した研究です。患者を5種類のタイプに分類して、術後転帰を調査したところ、瘻孔が大きくても構造が保たれていれば、難聴が発生しなかったことが報告されています。

    NEWS 3:「European Position Paper on Rhinosinusitis and Nasal Polyps(EPOS)2020基準を用いた鼻科医の慢性副鼻腔炎コントロール評価の決定因子および患者視点の慢性副鼻腔炎コントロール評価を組み入れる重要性」は、慢性副鼻腔炎(CRS)コントロールについて患者の自己評価データを得ていた場合と得ていなかった場合で、鼻科医が評価する患者のCRSコントロールが異なるのかどうかについて検討した研究です。患者の自己評価データがあった場合となかった場合の鼻科医によるCRSコントロール評価は一致度が高かったという結果が得られています。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Laryngoscope

Laryngoscope日本語版は英文誌として発刊されている耳鼻科関連論文の中から編集委員がセレクトしたものを和訳にしてご紹介したものです。

新着情報-News-

  • 2023年04月

    Vol.20 No.1 2023 日本語版

    2022年7月~2022年10月掲載論文

    [Full Articles]

    • 耳鼻咽喉科文献に対するCOVID-19の影響
    • 肥満度I~IIにおける嗅覚障害:生化学的調節因子および臨床的側面との相関

    [Abstracts]

    • 米国における片側難聴の有病率
    • 側頭骨骨折における両側人工内耳手術:実行可能な治療選択肢
    • 人工内耳装用後の聴力変化の時期
    • 修正を加えた嗅覚トレーニングはCOVID-19による嗅覚錯誤の有効な治療法である
    • 内視鏡下経篩骨-蝶形骨アプローチによる眼窩尖端部の小さな海綿状血管腫の摘出
    • 後鼻中隔底粘膜弁を用いた頭蓋底再建
    • 口蓋扁桃摘出術後のイブプロフェン投与:用量依存性の出血リスクはあるか?
    • 新しいアデノイド切除術トレーニングシステム
    • 喉頭の非扁平上皮癌
    • 機械換気後の喉頭気管狭窄に関する推計:横断的解析
    • 片側声帯麻痺患者におけるVOISインプラントの予備的臨床転帰
    • 白色光および狭帯域光観察下でのビデオ喉頭鏡検査を応用した深層学習:喉頭癌のリアルタイム検出に向けて
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Head & Neck Radiology Imaging

耳鼻咽喉科医の扱う頭頸部外科の代表的病態の画像診断について解説いたします。

新着情報-News-

  • vol. 18 頭頸部領域の外傷診断(顔面骨、眼窩、側頭骨など)

    順天堂大学 放射線診断学講座 齋藤 尚子 先生


    [主な内容]

    • 頭頸部領域の外傷の検査法
    • 顔面骨骨折
    • 側頭骨骨折
    • 眼窩の外傷
    • 頭頸部の穿通外傷
    • 文献
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Otolaryngology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「耳鼻咽喉」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年5月22日 今月の記事リスト
    • 乳幼児期の耳・上気道の兆候が自閉症特性と関連
    • 補聴器の使用で難聴者の認知症リスクが低減
    • 急性低音障害型感音難聴患者は大半が回復
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

泌尿器科

BVUT

BVUTは泌尿器領域の最新情報をお届けすることを目的とし,以下の英文より編集委員が医学的かつ科学的に公平な立場から選択した論文のアブストラクトを日本語でご紹介する刊行物です:
BJU International, International Journal of Urology,
LUTS: Lower Urinary Tract Symptoms, Neurourology and Urodynamics

新着情報-News-

  • 2023年4月号 Vol.5 No.6 April 2023
    • ロボット支援根治的前立腺摘除術を受けた患者の尿禁制早期回復において肛門挙筋厚は重要な役割を担っている:多施設共同研究
    • 尿失禁を有する男性における人工尿道括約筋埋め込み手術の成績:最新の全国規模の長期リアルワールド解析の結果
    • 排尿機能障害を有する多発性硬化症の女性患者における膀胱関連脳内ネットワークの変化
    • 立位排尿時のズボン着脱状況が健常男性の尿流測定パラメータに与える影響
    • 膀胱癌ネオアジュバント化学療法の中間評価に関する縦断的研究
    • 前立腺癌における神経内分泌細胞と転帰不良との相関:システマティックレビューとメタアナリシス
    • 根治的膀胱摘除術後早期の好中球/リンパ球比の変化と治療成績との関連性
    • バイパラメトリックMRIとPSA densityの組み合わせによるsignificant cancerのリスク層別化:初回生検および長期経過観察の結果
注意:本誌は海外で出版された雑誌を元に編集したものです。国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Urology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「泌尿器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年5月22日 今月の記事リスト
    • 欧米型の食生活は前立腺がんリスクに悪影響を及ぼす可能性
    • 多面的介入により尿路感染症に対する抗菌薬処方が減少
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

消化器科

IBD Update

シュプリンガー・ヘルスケアが、消化器科領域でImpact Factor の高い雑誌や総合誌から『炎症性腸疾患(IBD)の治療・診断・疫学やmesalazine製剤』に関連した最新学術論文を厳選し翻訳したアブストラクトを、毎月1日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年6月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「潰瘍性大腸炎におけるRome IVに基づく便失禁の有病率と負担:横断研究」では、一部の潰瘍性大腸炎(UC)患者は活動性炎症所見がなくても便失禁(FI)を経験することがあることから、UCにおけるFIの有病率とその影響について調べた英国の横断研究をピックアップしました。質問票による調査を行い、UC患者255例から得られた回答を評価した結果、UCにおけるFIの有病率は、寛解期であっても高く、精神的苦痛、症状による負担、QOL低下と関連していることが示されました。

    NEWS 2:「クローン病関連直腸肛門管がんは局所再発率が高く、予後不良である:本邦での全国規模研究のサブ解析」では、大腸がん(CRC)はクローン病(CD)の主な合併症の1つであるが、アジアではCD関連大腸がん(CD-CRC)に関する大規模な研究は実施されていないことから、日本国内の大規模データベースを用いて、CD-CRCの予後および臨床病理学的特徴を検討したJSCCR(大腸癌研究会)の研究報告をご紹介します。過去40年間のCD-CRC(233例)、sporadic cancer(129,783例)の患者データを解析した結果、 CD-CRCの予後は不良であり、主にRCや局所再発に起因していると考察されました。

    NEWS 3:「層別のストレイン解析による小児期発症IBD患者の早期心機能障害に関する新たな知見」では、IBD患者は心血管疾患の発症リスクが高いことから、小児期発症IBD患者における心機能障害の早期指標を特定するため、左室機能評価に層別のストレイン解析を用いた日本の研究をご紹介します。小児および若年成人患者67例と健康対照75例を対象に、長軸方向ストレインおよび円周方向ストレインの内層・中層・外層の層別ストレインを比較検討した結果、患者群において中層の心筋変形能が低下していることが示されました。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Gastrology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「消化器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年5月22日 今月の記事リスト
    • CKD患者に対するアドバンス・ケア・プランニングでは医療従事者への訓練が不足
    • 10代でスリーブ状胃切除術を受けると腰椎の強度、骨密度が低下する可能性
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

小児科

KYORIN HealthDay News -Pediatrics- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「小児」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年5月22日 今月の記事リスト
    • 母親の飲料水に含まれるリチウムが児の自閉症と関連
    • 小麦粉に関連するサルモネラ感染のアウトブレイクを調査中、米CDC
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

感染管理

KYORIN HealthDay News -Infection Control- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「感染管理」の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年5月22日 今月の記事リスト
    • COVID-19は糖尿病の発症リスク上昇に関連
    • サル痘の発症率は多くの人種・民族的マイノリティで高い
    • 米国で2021年に梅毒の患者数が30%以上上昇
    • 2016~2020年に妊娠中のC型肝炎ウイルス感染率が上昇
    • 2021年に妊娠関連死亡率が上昇
    • RSVpreFワクチンは安全かつ高齢者のRSウイルス疾患予防に有効
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

皮膚科

KYORIN HealthDay News -Dermatology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「皮膚科」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2023年5月22日 今月の記事リスト
    • アトピー患者ではメラノーマの発症リスクが低下
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。