英語のgo getは「取って来い」という意味ですが、英語圏の病院で“Go get a gurney!”と言われたら皆さんは何を持って来ますか? 日本では院内で使用される「車輪付きベッド」のことを「ストレッチャー」と呼びますが、英語圏の多くの病院ではこれをgurneyと呼びます。英語でstretcherと言うと、患者さんがその上でstretch outできるような簡易的な運搬器具を意味します。ただ「救急車」ambulanceに積載されるambulance stretcherのようなwheeled stretcherもgurneyと呼ばれる場合があります。このように英語圏でもgurneyとstretcherはあまり厳密には区別されておらず、地域や病院によっては「車輪付きベッド」を日本と同様にstretcherと呼ぶ場合もあります。
ただ医療器具の中には日本で使われている表現が全く通じないものも数多くあります。
日本語の「ピンセット」はオランダ語のpincetから転じた表現ですが、医療目的で使われる「鑷子(せっし)」 の英語表現はforcepsとなります。これに対して「トゲ抜き」のような目的で使われる一般的なピンセットはtweezersと呼ばれます。どちらも「ハサミ」scissorsのように複数形になるので注意してください。
ドイツ語のgipsから生じた「ギプス」 ですが、これは英語ではcastとなります。このcastには「型にはめる」というイメージがあるため、映画やドラマの「配役」や「尿円柱」という意味でも使われています。そして古くから使われている「石膏ギプス」はplaster castと呼ばれます。このplasterとはplaster of Parisを略した表現で、特有の石膏を意味します。ですからplasterがplaster the broken armのように動詞で使われる場合、「(石膏)ギプスをつける」という意味になるのです。そしてこのplasterは英国では「絆創膏」 という意味にもなるので注意が必要です。また最近ではプラスチックやグラスファイバー製のギプスが多く使用されていますが、これらはsynthetic castと呼ばれています。そしてこれらのギプスを切る際には「ギプスカッター」が用いられますが、これを英語ではcast sawやcast cutterなどと呼びます。ちなみに一般的に使われる「カッターナイフ」を英語で表現する際には、box cutterやutility knifeといった表現が使われます。
「外固定」external fixationの手段としてはギプス以外にも「シーネ」や「装具」などがありますが、これらはそれぞれsplintやbraceと呼ばれます。歯の矯正装置もdental/teeth bracesとなりますが、こちらは歯の一つ一つにつくbraceが集まったものなので、bracesのように複数形になります。
骨折している場合には「松葉杖」が必要ですが、これを英語ではcrutchと呼びます。2つのcrutchesが必要な場合には患者さんに“Hold the crutches under your arms and lift your injured leg while walking.”と指示し、1つのcrutchのみで良い場合には“Hold the crutch on the side opposite your injured leg and avoid putting weight on that leg.”のように指示しましょう。
デジタル機器の普及で最近はすっかり見なくなりましたが、かつてレントゲン写真の読影に使われていた「シャウカステン」は、ドイツ語のschaukasten から生まれた表現です。本来のドイツ語は「ガラス製のショーケース」という意味なのですが、日本の医療現場では「レントゲン写真の読影に使われる発光ディスプレイ」という意味で定着しました。英語圏でも日本同様に最近は影を潜めてしまいましたが、英語ではlight boxやX-ray film viewer/illuminatorなどと呼ばれています。
日本の医療現場では「留置針」として当たり前のように使われている「サーフロー」ですが、これは日本の商品名であり、英語では全く通じません。英語で「留置針」はcannula(「カニュラ」のような発音)となります。ですから「サーフロー留置針を使ったルート確保」もIV cannulationのように表現します。
「採血」blood drawでは「駆血帯」や「スピッツ」が使われますが、これらは英語で何と呼ばれるのでしょう? 「駆血帯」は英語ではtourniquetとなり、米国では「タァニィキッ」、そして英国では「タァニィケィ」のような発音となります。日本の医療現場では「真空採血管」を「スピッツ」とも呼びますが、英語では単純にtest tubesとなります。複数本扱うことが一般的ですので、test tubesのように複数形で表現するのが一般的です。ただtubeの発音は「チューブ」ではなく、「トゥーブ」のようになります。ですからYouTubeの発音も「ユーチューブ」ではなく、「ユゥトゥーブ」のようになるのでご注意を。
「胸腔ドレナージ」では「胸腔ドレーン」という管を挿入しますが、これを英語ではchest drainやchest tubeと表現します。そして「胸腔ドレナージ」という手技のことをchest drainageやchest tube drainageと呼びます。気をつけていただきたいのがその発音で、drainは「ドゥレィン」のような、そしてdrainageは「ドゥレィニィッジ」 のような発音となります。
「注射器」は一般的にinjectionと呼ばれることがありますが、厳密に言えばこのinjectionは「注射をする」という行為を意味する表現です。ですから「筋肉注射」の英語はintramuscular injectionと、そして「皮下注射」はsubcutaneous injectionとなります。そしてこれらは簡略的にそれぞれIM injectionやsubcut/sub-Q injectionとも呼ばれます。英語圏の医療現場では「注射器」はsyringe & needleと呼ばれます。そしてこのsyringeはbarrelという外筒と、plungerと呼ばれる押子・吸子で構成されます。トイレが詰まった際に「ラバーカップ」を使いますが、この英語はtoilet plungerとなります。日本語の表現をそのまま英語にしたrubber cupでは全く通じませんのでご注意を。
外科医が使用する「メス」の英語表現はscalpelです。発音は英国と米国で若干異なりますが、「スカゥプゥ」のように発音すればどちらの国でも通じるでしょう。このscalpelにはtraditional scalpel以外にもlaser scalpelなど様々な種類がありますが、「超音波振動メス」は英語ではharmonic scalpelと呼ばれます。また「替刃」の部分はbladeと呼ばれています。
「尿道カテーテル」のことを日本の医療現場では「ハルンカテーテル」のように呼ぶことがありますが、英語ではurinary catheterとなります。ただこのcatheterの発音は「キャ<セタァ」のようになりますので注意してください。そしてこのurinary catheterはFoley catheterという商品名で呼ばれることも多く、“Let’s remove the Foley.”のように表現されます。また日本語の「KY」は「空気読めない」の意味になりますが、英語圏の医療現場で“K-Y”と言えば、このFoley catheterの挿入などに使う「潤滑剤」lubricantの商標であるK-Y Jellyを想起させるので注意してくださいね。
そしてこのjellyは日本語ではなぜか「ゼリー」という発音になり、食べ物のjellyは「ゼリー」と表現されます。英語のjellyは「ジェリィ」のような発音となります。しかしK-Y Jellyのように「ゼリー状」の物体にも使われるので、「軟膏」ointmentの成分である「ワセリン」の一般名はpetroleum jellyと呼ばれます(日本語の「ワセリン」はVaselineというpetroleum jellyの商品名から生まれた表現です)。ちなみに“I’m jelly.”のようにjellyが形容詞として使われる場合、それはjealousのくだけた表現であり、「いいなぁ」 や「うらやましぃ」という意味になります。もちろんTom & JerryのJerryは人名(ネズミ名?)であり、発音もjellyとは異なるのでご注意を。
このjellyとよく混同されるものとしてgelがあります。日本語では「ゲル」 と呼ばれていますが、英語の発音は「ジェゥ」のようになります。超音波検査の際に使われるのはこのgelであり、jellyではありません。ですから腹部超音波検査の際に“I’ll apply some jelly to your abdomen now.”のように表現すれば、患者さんは「お腹に食べ物のゼリーが塗られる!」と解釈してしまうでしょう。しっかりと“I’ll apply some gel to your abdomen now.”のようにgelを使って表現してください。
「救急箱」は英語で何と言うでしょう? これをemergency kitのように表現すると、それは「災害時に持ち出す防災グッズの詰め合わせ」となり、「保存食」non-perishable foodや「懐中電灯」flashlightなどを入れた袋が想起されます。日本語の「救急箱」は「応急処置に必要な道具を入れた箱」 であることが多いのですが、英語圏のそれはカバンのようなものに入っていることが多く、first-aid kitと呼ばれます。
このfirst-aid kitには「包帯」「絆創膏」「ガーゼ」などが入っていますが、これらは英語では何と言うのでしょう?
すでにご存じの方も多いと思いますが、「包帯」の英語表現はbandageです。このうち伸縮性を伴うものはelastic bandageやcompression bandageと呼ばれます。ただcompression bandageは「圧迫」が目的の際に使われる表現です。ですから圧迫することが目的の「弾性ストッキング」はelastic stockingsではなく、compression stockingsと呼ばれます。
「絆創膏」は「粘着性の包帯」という意味でadhesive bandageと呼ばれます。ただ米国では商品名であるBand-Aidと呼ばれることが一般的です。そして先述したように英国ではplasterと呼ばれます。
「ガーゼ」の英語はそのままgauzeなのですが、その発音は「ゴゥズ」のようになります。ちなみに針の太さは「ゲージ」gaugeとなり、スペルがgauzeとよく似ていますが、こちらの発音は日本語に近い「ゲィジ」のようになります。gauzeを含めて創傷を覆うdressingを固定する際には「医療用テープ」を使いますが、これらは通常medical tapeやdressing tapeなどと呼ばれます。ちなみに「ガムテープ」の英語はduct tapeと、そして「セロハンテープ」はscotch tapeやclear tapeとなりますのでご注意を。
今回はこのようにたくさんの「医療器具」の英語表現をご紹介しました。「器具」とは特定の目的を持つ単純な構造を持つ道具であり、instrumentsのように表現されます。これに対してより複雑な構造を持つ装置は「機器」となり、英語ではdevicesやequipmentのように表現されます。deviceがそれぞれの機器を表現するため可算名詞であるのに対し、equipmentは複数の機器によって構成されるシステムを表現するため不可算名詞となります。ですからコロナ禍でよく使われていた「個人用防護具」は、複数のmedical devicesによって構成されているのでpersonal protection equipment(PPE)とequipmentを使って表現されるのです。複数の防護具があるからといってequipments のように複数形で表現するのは誤りですので気をつけてくださいね。
ただ医療器具の中には日本で使われている表現が全く通じないものも数多くあります。
日本語の「ピンセット」はオランダ語のpincetから転じた表現ですが、医療目的で使われる「鑷子(せっし)」 の英語表現はforcepsとなります。これに対して「トゲ抜き」のような目的で使われる一般的なピンセットはtweezersと呼ばれます。どちらも「ハサミ」scissorsのように複数形になるので注意してください。
ドイツ語のgipsから生じた「ギプス」 ですが、これは英語ではcastとなります。このcastには「型にはめる」というイメージがあるため、映画やドラマの「配役」や「尿円柱」という意味でも使われています。そして古くから使われている「石膏ギプス」はplaster castと呼ばれます。このplasterとはplaster of Parisを略した表現で、特有の石膏を意味します。ですからplasterがplaster the broken armのように動詞で使われる場合、「(石膏)ギプスをつける」という意味になるのです。そしてこのplasterは英国では「絆創膏」 という意味にもなるので注意が必要です。また最近ではプラスチックやグラスファイバー製のギプスが多く使用されていますが、これらはsynthetic castと呼ばれています。そしてこれらのギプスを切る際には「ギプスカッター」が用いられますが、これを英語ではcast sawやcast cutterなどと呼びます。ちなみに一般的に使われる「カッターナイフ」を英語で表現する際には、box cutterやutility knifeといった表現が使われます。
「外固定」external fixationの手段としてはギプス以外にも「シーネ」や「装具」などがありますが、これらはそれぞれsplintやbraceと呼ばれます。歯の矯正装置もdental/teeth bracesとなりますが、こちらは歯の一つ一つにつくbraceが集まったものなので、bracesのように複数形になります。
骨折している場合には「松葉杖」が必要ですが、これを英語ではcrutchと呼びます。2つのcrutchesが必要な場合には患者さんに“Hold the crutches under your arms and lift your injured leg while walking.”と指示し、1つのcrutchのみで良い場合には“Hold the crutch on the side opposite your injured leg and avoid putting weight on that leg.”のように指示しましょう。
デジタル機器の普及で最近はすっかり見なくなりましたが、かつてレントゲン写真の読影に使われていた「シャウカステン」は、ドイツ語のschaukasten から生まれた表現です。本来のドイツ語は「ガラス製のショーケース」という意味なのですが、日本の医療現場では「レントゲン写真の読影に使われる発光ディスプレイ」という意味で定着しました。英語圏でも日本同様に最近は影を潜めてしまいましたが、英語ではlight boxやX-ray film viewer/illuminatorなどと呼ばれています。
日本の医療現場では「留置針」として当たり前のように使われている「サーフロー」ですが、これは日本の商品名であり、英語では全く通じません。英語で「留置針」はcannula(「カニュラ」のような発音)となります。ですから「サーフロー留置針を使ったルート確保」もIV cannulationのように表現します。
「採血」blood drawでは「駆血帯」や「スピッツ」が使われますが、これらは英語で何と呼ばれるのでしょう? 「駆血帯」は英語ではtourniquetとなり、米国では「タァニィキッ」、そして英国では「タァニィケィ」のような発音となります。日本の医療現場では「真空採血管」を「スピッツ」とも呼びますが、英語では単純にtest tubesとなります。複数本扱うことが一般的ですので、test tubesのように複数形で表現するのが一般的です。ただtubeの発音は「チューブ」ではなく、「トゥーブ」のようになります。ですからYouTubeの発音も「ユーチューブ」ではなく、「ユゥトゥーブ」のようになるのでご注意を。
「胸腔ドレナージ」では「胸腔ドレーン」という管を挿入しますが、これを英語ではchest drainやchest tubeと表現します。そして「胸腔ドレナージ」という手技のことをchest drainageやchest tube drainageと呼びます。気をつけていただきたいのがその発音で、drainは「ドゥレィン」のような、そしてdrainageは「ドゥレィニィッジ」 のような発音となります。
「注射器」は一般的にinjectionと呼ばれることがありますが、厳密に言えばこのinjectionは「注射をする」という行為を意味する表現です。ですから「筋肉注射」の英語はintramuscular injectionと、そして「皮下注射」はsubcutaneous injectionとなります。そしてこれらは簡略的にそれぞれIM injectionやsubcut/sub-Q injectionとも呼ばれます。英語圏の医療現場では「注射器」はsyringe & needleと呼ばれます。そしてこのsyringeはbarrelという外筒と、plungerと呼ばれる押子・吸子で構成されます。トイレが詰まった際に「ラバーカップ」を使いますが、この英語はtoilet plungerとなります。日本語の表現をそのまま英語にしたrubber cupでは全く通じませんのでご注意を。
外科医が使用する「メス」の英語表現はscalpelです。発音は英国と米国で若干異なりますが、「スカゥプゥ」のように発音すればどちらの国でも通じるでしょう。このscalpelにはtraditional scalpel以外にもlaser scalpelなど様々な種類がありますが、「超音波振動メス」は英語ではharmonic scalpelと呼ばれます。また「替刃」の部分はbladeと呼ばれています。
「尿道カテーテル」のことを日本の医療現場では「ハルンカテーテル」のように呼ぶことがありますが、英語ではurinary catheterとなります。ただこのcatheterの発音は「キャ<セタァ」のようになりますので注意してください。そしてこのurinary catheterはFoley catheterという商品名で呼ばれることも多く、“Let’s remove the Foley.”のように表現されます。また日本語の「KY」は「空気読めない」の意味になりますが、英語圏の医療現場で“K-Y”と言えば、このFoley catheterの挿入などに使う「潤滑剤」lubricantの商標であるK-Y Jellyを想起させるので注意してくださいね。
そしてこのjellyは日本語ではなぜか「ゼリー」という発音になり、食べ物のjellyは「ゼリー」と表現されます。英語のjellyは「ジェリィ」のような発音となります。しかしK-Y Jellyのように「ゼリー状」の物体にも使われるので、「軟膏」ointmentの成分である「ワセリン」の一般名はpetroleum jellyと呼ばれます(日本語の「ワセリン」はVaselineというpetroleum jellyの商品名から生まれた表現です)。ちなみに“I’m jelly.”のようにjellyが形容詞として使われる場合、それはjealousのくだけた表現であり、「いいなぁ」 や「うらやましぃ」という意味になります。もちろんTom & JerryのJerryは人名(ネズミ名?)であり、発音もjellyとは異なるのでご注意を。
このjellyとよく混同されるものとしてgelがあります。日本語では「ゲル」 と呼ばれていますが、英語の発音は「ジェゥ」のようになります。超音波検査の際に使われるのはこのgelであり、jellyではありません。ですから腹部超音波検査の際に“I’ll apply some jelly to your abdomen now.”のように表現すれば、患者さんは「お腹に食べ物のゼリーが塗られる!」と解釈してしまうでしょう。しっかりと“I’ll apply some gel to your abdomen now.”のようにgelを使って表現してください。
「救急箱」は英語で何と言うでしょう? これをemergency kitのように表現すると、それは「災害時に持ち出す防災グッズの詰め合わせ」となり、「保存食」non-perishable foodや「懐中電灯」flashlightなどを入れた袋が想起されます。日本語の「救急箱」は「応急処置に必要な道具を入れた箱」 であることが多いのですが、英語圏のそれはカバンのようなものに入っていることが多く、first-aid kitと呼ばれます。
このfirst-aid kitには「包帯」「絆創膏」「ガーゼ」などが入っていますが、これらは英語では何と言うのでしょう?
すでにご存じの方も多いと思いますが、「包帯」の英語表現はbandageです。このうち伸縮性を伴うものはelastic bandageやcompression bandageと呼ばれます。ただcompression bandageは「圧迫」が目的の際に使われる表現です。ですから圧迫することが目的の「弾性ストッキング」はelastic stockingsではなく、compression stockingsと呼ばれます。
「絆創膏」は「粘着性の包帯」という意味でadhesive bandageと呼ばれます。ただ米国では商品名であるBand-Aidと呼ばれることが一般的です。そして先述したように英国ではplasterと呼ばれます。
「ガーゼ」の英語はそのままgauzeなのですが、その発音は「ゴゥズ」のようになります。ちなみに針の太さは「ゲージ」gaugeとなり、スペルがgauzeとよく似ていますが、こちらの発音は日本語に近い「ゲィジ」のようになります。gauzeを含めて創傷を覆うdressingを固定する際には「医療用テープ」を使いますが、これらは通常medical tapeやdressing tapeなどと呼ばれます。ちなみに「ガムテープ」の英語はduct tapeと、そして「セロハンテープ」はscotch tapeやclear tapeとなりますのでご注意を。
今回はこのようにたくさんの「医療器具」の英語表現をご紹介しました。「器具」とは特定の目的を持つ単純な構造を持つ道具であり、instrumentsのように表現されます。これに対してより複雑な構造を持つ装置は「機器」となり、英語ではdevicesやequipmentのように表現されます。deviceがそれぞれの機器を表現するため可算名詞であるのに対し、equipmentは複数の機器によって構成されるシステムを表現するため不可算名詞となります。ですからコロナ禍でよく使われていた「個人用防護具」は、複数のmedical devicesによって構成されているのでpersonal protection equipment(PPE)とequipmentを使って表現されるのです。複数の防護具があるからといってequipments のように複数形で表現するのは誤りですので気をつけてくださいね。