学術情報

有益な医学・薬学的情報の提供を通して医療に貢献することを目的に、これらの学術情報を医療関係者の方々に提供しています。

学術情報には本邦における未承認の医薬品、効能・効果及び用法・用量等の情報が含まれる場合がありますが、これらを推奨するものではありません。

これらの学術情報を受領される際には、以下の内容をご確認ください。

  • 学術情報に記載された薬剤の使用にあたっては、各薬剤の電子添文(最新版)をご参照ください。
  • 学術情報は医療関係者からの求めに応じて提供するものであり、企業が積極的に提供するものではありません。
呼吸器科、耳鼻科、泌尿器科、消化器科、小児科、感染管理、皮膚科の各領域の最新学術情報をご紹介しています。

呼吸器科

AJRCCM (ブルージャーナル)KYORIN SELECTION

ATSの学会誌であるAmerican Journal of Respiratory and Critical Care Medicineから、慶應義塾大学医学部の福永興壱先生が公正中立の立場で選択された最新学術論文のアブストラクトを、シュプリンガー・ヘルスケアが翻訳し、ご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年02月
    1. 人種別正常肺機能予測式を使用すると早期の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断が曖昧になる
    2. 大規模な多施設共同肺機能検査データベースに対するスパイロメトリーに基づくGlobal Lung Function Initiative Global予測式の適用
    3. 肺癌スクリーニングの患者選択には何が関係している? スクリーニング適性において医師の判定に関連している因子
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Asthma Flash

シュプリンガー・ヘルスケアが、呼吸器領域でImpact Factorの高い雑誌や総合誌から『喘息の病態や治療』に関連した最新学術論文を厳選し翻訳したアブストラクトをご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年3月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「就学前のインパルスオシロメトリーによって学齢期の活動性喘息および肺機能障害が予測できる」は、小児におけるインパルスオシロメトリー(IOS)の有用性を評価した研究です。4歳時の5 Hzにおける呼吸抵抗(R5)の上昇が後年の呼吸器症状や肺機能低下、活動性喘息と関連していたと述べられています。

    NEWS 2:「軽症喘息の表現型は難治性喘息とどのように異なるのか?」は、軽症喘息と難治性喘息(difficult-to-treat asthma)を比較して軽症喘息の表現型を検討した研究です。軽症喘息は、難治性喘息と同様に女性優位、T2-high炎症で、アトピー有病率も同程度であるものの、一方で末梢血/気道の好中球数が低く、肺機能が保たれていたと報告されています。

    NEWS 3:「喘息患者の気道粘液栓と喫煙状況との関連性」は、粘液栓と喫煙、好中球性炎症、気道の大きさとの関連性について検討した研究です。喘息患者の74%に1つ以上の粘液栓が認められ、粘液栓スコアと肺機能および喀痰中の好酸球・好中球との相関性が認められたという結果が得られています。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Respirology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「呼吸器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年12月20日 今月の記事リスト
    • 上気道感染によりメニエール病リスク増加
    • 米国のインフルエンザ関連入院率は季節によって異なり、65歳以上の成人で最も高い
    • 世界の結核患者数が過去最多、感染症による死因のトップに
    • 米国の幼児で歩行性肺炎肺炎が急増
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

耳鼻科

E・N・T Flash

シュプリンガー・ヘルスケアが、耳鼻咽喉科領域でImpact Factorの高い雑誌やアレルギー専門誌、総合誌から厳選し翻訳した最新学術論文の日本語アブストラクトをご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年3月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「アジアにおけるイエダニに感作された局所アレルギー性鼻炎の臨床的特徴」は、韓国におけるイエダニ(HDM)に対する局所アレルギー性鼻炎(LAR)の臨床的特徴について検討した研究です。HDMに対するLAR群は、HDMに対するアレルギー性鼻炎(AR)群よりも平均年齢が高く、嗅覚機能スコアが悪かったことが報告されています。

    NEWS 2:「1990年から2019年にかけての中耳炎の世界レベル、地域レベル、国レベルの負荷:集団ベース研究」は、Global Burden of Disease 2019研究を用いて、およそ30年間の中耳炎の疾病負荷の変化に関して調査した研究です。世界的に中耳炎の有病率、障害調整生存年(DALY)率、死亡率が低下していると述べられています。

    NEWS 3:「鼻茸を有する慢性副鼻腔炎における炎症性バイオマーカーと疾患コントロールとの関連性」は、鼻茸を有する慢性副鼻腔炎(CRSwNP)において、IL-5とカルプロテクチンが重症度の定義やコントロール不良な患者の同定に役立つかどうかを検討した研究です。多変量解析の結果、喘息、アスピリン喘息、鼻汁/鼻茸組織中のIL-5が、コントロール不良のリスクと関連していたという結果が得られました。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

Laryngoscope

Laryngoscope日本語版は英文誌として発刊されている耳鼻科関連論文の中から編集委員がセレクトしたものを和訳にしてご紹介したものです。

新着情報-News-

  • 2024年12月

    Vol.21 No.3 2024 日本語版

    2024年3月~2024年6月掲載論文

    [Full Articles]

    • 人工前庭の手術
    • 診断が難しい顎下型ガマ腫:18症例のレビュー

    [Abstracts]

    • 小児の人工内耳手術における前庭の温存
    • 人工内耳手術の候補患者はなぜ手術を先送りにするのか?レトロスペクティブな症例対照研究
    • 蝸牛内神経鞘腫の切除と同時に人工内耳手術を受けた症例の長期聴力成績
    • 血液迷路関門の破綻により薬剤の内耳送達が容易になる
    • Serpentine sign:エンプティノーズ症候群の内視鏡およびX線検査における信頼性のある診断所見
    • アレルギー性鼻炎における下鼻甲介縮小術と免疫療法の費用対効果分析
    • ラインケ浮腫の治療におけるPhonomicrosurgeryの役割と喫煙状態の再評価
    • ACE阻害薬に起因しない血管浮腫における気道病変とインターベンション
    • ラリンジアルマスクを介した気管支ファイバースコープによる声門下狭窄の内視鏡治療
    • 声の女性化のためのウェンドラー声帯短縮術およびレーザー声帯短縮術の連続施行
    • 耳鼻咽喉科学会および学術誌におけるジェンダー格差
    • 医学分野で不利な立場に置かれた医学生の外科サブスペシャルティ選択に影響する因子
注意:本誌は米国で出版されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Otolaryngology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「耳鼻咽喉」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年12月20日 今月の記事リスト
    • 上気道感染によりメニエール病リスク増加
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

泌尿器科

BVUT

BVUTは泌尿器領域の最新情報をお届けすることを目的とし,以下の英文より編集委員が医学的かつ科学的に公平な立場から選択した論文のアブストラクトを日本語でご紹介する刊行物です:
BJU International, International Journal of Urology,
LUTS: Lower Urinary Tract Symptoms, Neurourology and Urodynamics

新着情報-News-

  • 2024年12月号 Vol.7 No.4 December 2024
    • 男性の原発性膀胱頸部閉塞:重症度評価における尿流動態検査と膀胱尿道造影の重要性
    • 女性における膀胱鏡検査および尿流動態検査後の尿路感染症予防方法の最適化:質改善研究
    • 米国手術登録データベースにおける人工メッシュ,自家腹直筋筋膜および自家大腿筋膜を用いた尿道スリング手術後の周術期有害事象の比較
    • 前立腺摘除術後の尿失禁に関するChatGPTの推奨とAUA/SUFUガイドラインとの一致性
    • 高リスク尿路結石患者において尿路結石症がQOLに及ぼす影響
    • 前立腺に対するMRI/US融合標的狙撃生検における経直腸的超音波(TRUS)を用いた3Dセグメンテーションのラーニングカーブ
    • 前立腺癌の臓器温存治療を目的とした新しい埋め込み型病変識別マーカーの開発
    • 日本人生体腎移植ドナーにおける長期的な死亡リスクと腎機能成績
注意:本誌は海外で出版された雑誌を元に編集したものです。国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Urology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「泌尿器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年12月20日 今月の記事リスト
    • 直腸がん手術後の神経因性膀胱のリスク因子が発見される
    • ニトロフラントインとクランベリー製品が小児の尿路感染症の症状発現を減少させる可能性
    • 微粉化羊膜・絨毛膜による間質性膀胱炎および膀胱痛症候群の治療
    • Healthy Eating Index-2015スコアが過活動膀胱と関連
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

消化器科

IBD Update

シュプリンガー・ヘルスケアが、消化器科領域でImpact Factor の高い雑誌や総合誌から『炎症性腸疾患(IBD)の治療・診断・疫学やmesalazine製剤』に関連した最新学術論文を厳選し翻訳したアブストラクトをご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年3月1日 翻訳者からの推奨コメント

    NEWS 1:「IBD患者における遺伝子組換え帯状疱疹ワクチンの有効性:米国でのマッチドコホート研究」では、IBD患者における遺伝子組換え帯状疱疹ワクチン(RZV)の長期的な有効性を調べた、米国での後向きコホート研究をご紹介します。TriNetXデータベースより、RZV投与を2回受けた(IBD-RZVコホート、5,489例)または受けなかった(IBD対照コホート)50歳以上のIBD患者について解析した結果、RZVは帯状疱疹の長期リスク低下と関連することが示され、この患者集団におけるRZVの接種頻度向上のために、より効果的な戦略が必要と考えられました。

    NEWS 2:「システマティックレビュー:潰瘍性大腸炎の健康指標の意義のある変化に対するIBDQ-32の検出能」では、潰瘍性大腸炎(UC)の健康指標の変化に対するInflammatory Bowel Disease Questionnaire(IBDQ)-32質問票の応答性について調べた、米国のシステマティックレビューおよびメタ解析をご紹介します。11論文を対象としたメタ解析および15論文を対象とした記述的レビューの結果、UCの健康指標や疾患活動性の変化、有効な治療に対するIBDQ-32の応答性が示されました。

    NEWS 3:「成人IBD患者における一般的な神経疾患リスク:システマティックレビューおよびメタ解析」では、IBDと一般的な神経疾患リスクとの関連を検討した、イランのシステマティックレビューおよびメタ解析をご紹介します。成人のIBD患者と非IBD患者との間での神経疾患の発症リスクを比較したコホート研究22件について解析した結果、IBDは脳卒中、認知症、パーキンソン病の発症リスク上昇とわずかに関連する可能性が示されました。多発性硬化症、発作/てんかん、末梢神経障害との関連性やその臨床的意義の検討には、さらなる縦断的研究が必要と考えられました。

注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

KYORIN HealthDay News -Gastrology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「消化器」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年12月20日 今月の記事リスト
    • 直腸がん手術後の神経因性膀胱のリスク因子が発見される
    • コンピュータ支援による大腸内視鏡検査で腺腫検出率が向上
    • 炎症性腸疾患患者が医療に対する障壁に直面
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

小児科

KYORIN HealthDay News -Pediatrics- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「小児」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年12月20日 今月の記事リスト
    • ニトロフラントインとクランベリー製品が小児の尿路感染症の症状発現を減少させる可能性
    • 米国の幼児で歩行性肺炎肺炎が急増
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

感染管理

KYORIN HealthDay News -Infection Control- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「感染管理」の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年12月20日 今月の記事リスト
    • Candida aurisの検出に入院時拡大スクリーニング法が有用
    • COVID-19は自己免疫性疾患や自己炎症性疾患の長期的なリスクと関連
    • 上気道感染によりメニエール病リスク増加
    • 米国のインフルエンザ関連入院率は季節によって異なり、65歳以上の成人で最も高い
    • 世界の結核患者数が過去最多、感染症による死因のトップに
    • 米国の幼児で歩行性肺炎肺炎が急増
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。

皮膚科

KYORIN HealthDay News -Dermatology- (外部サイト)

兼松ウェルネス株式会社が、HealthDay News の中から厳選し翻訳した「皮膚科」領域の最新トピックスを、毎月20日にご紹介します。

新着情報-News-

  • 2024年12月20日 今月の記事リスト
    • 高濃度の微粒子物質が湿疹のオッズ上昇と関連
    • COVID-19は自己免疫性疾患や自己炎症性疾患の長期的なリスクと関連
注意:本情報は海外で配信されており、国内の医薬品の承認条件と異なることがあります。